山田尚子監督『リズと青い鳥』、ずっとずっと一緒だと思っていたふたりの希望的な抹消線

『リズと青い鳥』を観てきた。一回目は御徒町のTOHOシネマズで観たのだけれど、私生活が忙しすぎて感想を出力する間もなく消費されてしまった。 今回はシネマシティで極上音響上映があるとのことだったので、シネマシティで観た。最高だった。正直、「リズと…

ログミーTech Live#1「サーバーサイド開発最前線」、イベントをログする会社がイベントを主催した日

最強と名高い「京成線」が台風の塩害によってついに倒れた日。私の近所の押上駅では、サラリーマンが駅員にキレていた。文句を思いつくたびに、安っぽいビニール傘で地面を叩く。駅員は温度の低い対応をする。駅も電車も悲鳴をあげていた。 ログミーTechのイ…

明日も書きたくなるような執筆環境をととのえる、「NEXUS7」と「ThinkPadトラックポイントキーボード」

執筆環境という概念がある。あとーすさんが以前に「#皆の執筆環境」(TaskeyU)というタグをやっていたが、あれはとても参考になった。 執筆環境というのは、まだ出力していないアイデアをまさに出力するときの環境のことである。 つまり、子どもを出産する…

調製(preparation)で考える小説のつくりかた、その作品のゴールは「真黒」なのか「鉄黒」なのか「漆黒」なのか

あなたの作品は、真黒だろうか、鉄黒か、漆黒か、墨色か、ブルーブラックか、ロイヤルブルーか、オイスターグレーか、濃紺か、藍濃か、黄緑か、赤紫か。 プロになってから、プロの仕事というのは何かと考える日が多くなった。そのひとつのアイデアとして、「…

伊東屋「INK.Ink.ink! ~インク沼へようこそ~」展、1,000種類のインクでつくられた湖沼に浸かって

銀座伊東屋の地下ホール(G.Itoya InspirationHall)でひっそりと開催された「INK.Ink.ink!」展に行ってきた。というか例のごとく文具オタクのShikimiさんに連れられてきた。 伊東屋のバイヤーさんによると三つ目の「ink」を強く発音するらしい。アントニオ…

横浜美術館「モネ それからの100年」展、私たちが現代アートに参加するということ(現代アート自体はそんなにむずかしいことじゃない)

20時、夜の美術館。いつもは列ができている横浜美術館だけど、ありがたいことにとても空いていた。子どもも高齢者も、ちょっとやりたいほうだいな感じでよかった。私もエントランスでけっこう写真をとっていた。被写体になってくれたのは、このブログのアイ…

冨安由真「くりかえしみるゆめ Obsessed With Dreams」展、私の自動化を摘発する靴のなかの小石の経験

私にも〈くりかえしみるゆめ〉という概念がある。たぶんあなたにもある。 それが展示会になったのだから、ほんとうにびっくりした。ツイッターには感想を書いていたけど、ブログには書いてなかったので、あらためて記しておく。なぜなら、美術手帖さんのレビ…

鬱と筋トレ、フランス語の「régime」という概念をはさんで考える

フランス語の「régime/レジーム」を調べてみると、世界史とかで習った「統治方法」という意味のほかに意外な意味があることを知る。CNRTLという仏仏辞典から。 Manière habituelle d'agir, de se comporter; règles de conduite que l'on adopte (en partic…