伊東屋「INK.Ink.ink! ~インク沼へようこそ~」展、1,000種類のインクでつくられた湖沼に浸かって

銀座伊東屋の地下ホール(G.Itoya InspirationHall)でひっそりと開催された「INK.Ink.ink!」展に行ってきた。というか例のごとく文具オタクのShikimiさんに連れられてきた。 伊東屋のバイヤーさんによると三つ目の「ink」を強く発音するらしい。アントニオ…

横浜美術館「モネ それからの100年」展、私たちが現代アートに参加するということ(現代アート自体はそんなにむずかしいことじゃない)

20時、夜の美術館。いつもは列ができている横浜美術館だけど、ありがたいことにとても空いていた。子どもも高齢者も、ちょっとやりたいほうだいな感じでよかった。私もエントランスでけっこう写真をとっていた。被写体になってくれたのは、このブログのアイ…

冨安由真「くりかえしみるゆめ Obsessed With Dreams」展、私の自動化を摘発する靴のなかの小石の経験

私にも〈くりかえしみるゆめ〉という概念がある。たぶんあなたにもある。 それが展示会になったのだから、ほんとうにびっくりした。ツイッターには感想を書いていたけど、ブログには書いてなかったので、あらためて記しておく。なぜなら、美術手帖さんのレビ…

鬱と筋トレ、フランス語の「régime」という概念をはさんで考える

フランス語の「régime/レジーム」を調べてみると、世界史とかで習った「統治方法」という意味のほかに意外な意味があることを知る。CNRTLという仏仏辞典から。 Manière habituelle d'agir, de se comporter; règles de conduite que l'on adopte (en partic…

「ウエノ・ポエトリカン・ジャム6〜はしれ、言葉、ダイバーシティ〜」レビュー 詩と、お金と、アウシュビッツの短歌

「詩は金融市場とは無縁ですが、詩をお金の力が届かない聖域に祭り上げるのも、誤魔化しのように思えます」――谷川俊太郎さんは自身のブログでそう語った(『立て続け』)。このことばを聞いたときから、私のなかに「詩」と「金」のふたりがずっと居残り授業…

定期的に音楽を購入しようと思う(1)――「La Lista」「Hotel Key」「Shape of You」「Street Dreams」「ヒカリヘ」「C.h.a.o.s.m.y.t.h.」

このあいだまでストリーミング配信のSpotifyを利用させてもらっていたけれど、やっぱり納得いかないところがあってやめた。今日からはiTunes Musicで一曲ずつ購入してみることにした(これも実験なのでやめるかもしれない)。 半年ほど前に小林大吾さんの「…

消火器をいじったり、灰皿を落としたりしても

サイゼリヤで原稿をやっていると、三歳くらいの子どもをつれた核家族のファミリーが見える位置の席に案内された。その子は紺地にカラフルな模様が入った洋服、唐紅色のキッズ用サボサンダルを履いていて、とても個性的で素敵だった。 子どもが落ちついて着席…

小書き(捨て仮名)のことを「拗促音」と呼ぶかの疑問出し

(断っておくと、国語表記論でもなければ、印刷業界うんぬんの話でもないが)文字の業者ではないウェブ記事のライターが「ゃ」とか「ゅ」のことを「拗音」と書いていたので、疑問に出すか迷った。 拗音というのは、「きゃ(kia)」とか「じょ(zio)」みたい…