ケルクショーズ・イリヤ 3号店(Quelque chose, Il y a - troisième)

Il solito tran tran(でも明日は何か新しいことを考えるだろうか……)

エウダイモニア、衣食住を消しながら判読可能にしておくこと

イーアイデムさんのオウンドメディア「りっすん」に、赤澤えるさんのインタビュー記事が載った。 彼女のことばに耳を傾けていると、じぶんの衣食住に関する観念が洗濯槽のなかでぶん回されているような気分になる。一着一着に名前の付いた服をつくる、その意…

掃除と痕跡――最初の痕跡をやり直しへと巻き込みながら時間を新しくする

「どうせすぐに汚くなるのに」という悪魔のささやきが、掃除の手をにぶらせる。しかし掃除には価値がある。超高級ホテルというラグジュアリーな場所でさえ、掃除というのは欠かせない。いやむしろ、掃除の重要度が増すと言ってもいいだろう。 掃除というのは…

ホテルの夜勤で働きはじめた話、オテリエとオスピタリテ(L'hôtellier et hospitalité)

朝6時半、フロントに駆け込もうとする英国人の男の子がひとり、清掃器具を持てるだけ持った私の横を通りかかる。私はすかさず立ち止まり、子どものほうに正しく向き直し、“Good morning, sir.”(グッモーニン・サー)と声をかける。 すると男の子は、アジア…

マウンティングについて(1)これだけ多くの選択肢があって賢く選択したのだから中吉ぐらい選べているだろうという思い込み

2014年、『女は笑顔で殴りあう:マウンティング女子の実態』という書籍が出版されたり、「ファーストクラス」というマウンティング女子のテレビドラマが放映されたり、ハフィントンポストから「人はなぜ『マウンティング』をしたがるのか」という記事が公開さ…

海で一緒になにを撮る(モデル:千代恋あめさん)

こどものときの私にとっては、海というのは、『ドラゴンクエストモンスターズ2』の大王イカがいるような、『スーパーマリオ64』の巨大ウツボがいるような、『ゼルダの伝説 ムジュラの仮面』のゾーラがいるような、モンスターや宝箱と出会う、冒険的なとこ…